サクラソウ
立ち止まることさえ知らない 振り返ることなく希望に溢れる
今、ここに立って耳を澄ませたら、いつからか鳴り続く始まりの鐘
青い空、吹き抜けてゆく春のまだ冷たい風が
公園に咲いてるサクラソウ 揺らせば、それが合図になる。
踏み出した右足でこの大地、蹴り飛ばして
空高く舞い上がるこの体 光受けて
終わることのない夢を見続けてる 彼の手に
優しい色をした一輪の花 胸に刻みこむ
遠い過去 記憶にすらない幼い頃の気持ち感じてみたい
深い海の底に光が差し込むような気持ち感じてみたい
始まりと終わりに気付かされ絶望という暗闇になる
忘れかけた思い取り戻す いつも世界のどこかに朝が来る
ここで叫び続けてるこの声が届かなくても
いつかきっと誰かの心に突き刺さるだろう
終わることがない夢を見続けてる俺の頭
時が止まるまで咲き続けるだろうサクラソウ